がん化学療法

地域のがん診療の拠点病院として、地域の皆様に質の高いがん医療を提供するとともに、その情報を公開することで患者さんが安心して治療を受けられるよう努力しています。さらにその質の高い医療を地域全体で切れ目なく提供できるよう地域連携を強化し、医療の均てん化を目指しています。

研究テーマ

・循環腫瘍細胞のゲノム情報に基づく血中モニタリングシステムの実用化

循環腫瘍細胞(CTC)は腫瘍ゲノムのモニタリング対象として古くから研究されてきました。細胞内には全ゲノム情報を有し、膜表面の蛋白解析も可能です。しかし極めて微量で壊れやすく、その回収は困難であり臨床応用は難しいとされてきました。このCTCの回収に、マイクロ流路チップの中で繰り返しソーティングする濃縮技術「On-chip Sort」を用いる事で、ゲノム解析に十分な高純度のCTCを分取することが可能となりました。

「On-chip Sort」を用いたCTC解析の精度向上により、ゲノムと蛋白発現のモニタリング解析から得られた情報を、腫瘍と宿主の相互応答から再評価する一連のアプローチが可能となります。情報は人工知能アプローチを活用してキュレーションされた情報リソースを統合的に紐づけることにより、リアルタイムな情報提供を可能とするプラットフォームの構築を目指します。

カンファレンス

多職種カンファレンス 毎週木曜日

Cancer board  適宜

 

事業計画

外来化学療法室の体制整備

キャンサーボードの運営

研修・人材育成

病病連携、病診連携、薬薬連携の促進

学校での教育開始

検診の普及啓蒙

癌拠点病院の施設認定の継続に必要な体制維持

化学療法件数

近年、化学療法が入院から外来施行に移行するに伴い、外科のがん化学療法件数は右肩上がりで推移しています。